おおらかな空気に惹きつけられる青森発のラブファンタジー

2015年5月21日

ultra0510
「デスノート」の天才探偵“L”から大河ドラマで演じた平清盛まで、作品ごとにイメージを一変させるカメレオン俳優、松山ケンイチ。彼が出身地である青森を舞台に、全編ほぼ地元民にしかわからない津軽弁で演じ切った「ウルトラミラクルラブストーリー」が今週のオススメです。

マツケン演じる主人公の陽人は、名前の通り太陽のように天真爛漫な青年。東京からやってきたワケあり女性の町子に恋をします。しかし自分のテンションをコントロールできないがゆえに、町子に迷惑がられるだけなのですが、地元の子供たちに農薬を振りかけられたことから分別のある好青年に変身。なんとか農薬の力を借りて恋を実らせようとする風変わりなラブコメディになっています。

理屈では説明のつかない、にぎやかで奇想天外な描写が満載されたファンタジーのような世界観と、人間というより陽気な動物のような松山ケンイチのパワーと存在感に惹きつけられるこの作品。津軽弁が全然聞き取れなかったりしますけど、それもまた外国映画のような趣きがあってよいのです!



監督:横浜聡子
出演:松山ケンイチ、麻生久美子、原田芳雄

あらすじ:青森で野菜を作って暮らしている青年・陽人は、野菜を売りに行った幼稚園で出会った新任の町子先生にひと目惚れ。東京から移り住んできた町子先生には、実は事故で亡くなった元カレのクビを探すという真の目的があった……。