松田龍平の“マジメ”姿に心打たれる。オダギリジョーのチャラっぷりにも注目。

2015年5月7日

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 わからないことはすぐにスマホで検索できるようになった現代、ぶ厚い国語辞典を開く機会なんてほとんどなくったのでは? しかしありとあらゆる“言葉”の意味を簡潔に説明してくれる国語辞典は、膨大な情報と知識が詰まった英知の宝庫です。


第37回日本アカデミー賞で最優秀作品賞に輝いた今週のオススメ邦画『舟を編む』は、そんな国語辞典をゼロから作り上げようとする出版社の編集部員“マジメくん”の奮闘と成長を描いたヒューマンドラマ。


主人公“マジメ”こと馬締光也に扮したのは松田龍平。朝ドラ「あまちゃん」のマネージャー、ミズタクをはじめ、つかみどころのない飄々とした魅力で人気ですが、この映画では人付き合いが苦手で読書が大好きなオタク系、だけど言葉の1つひとつを大切にするピュアな情熱家を好演しています。


また、絶対にチェックしてほしいのが同じ編集部の先輩社員を演じているオダギリジョー。チャラくて要領がよくてテキトーで、“マジメ”とは水と油の性格なのに、マジメの情熱に影響されて自分なりの本気を見せます。オダギリジョーって二枚目スターだと思っている人にこそ、この映画のキュートで軽妙なコメディ演技を観ていただきたいです!





監督:石井裕也
出演:松田龍平、宮崎あおい、オダギリジョー


あらすじ
出版社に勤める馬締光也は、営業部で変わり者として持て余されていたが、言葉に対する非凡なセンスを見出され、辞書編集部に異動になる。異動先で制作を担当することになった、見出し語24万語の新しい辞書「大渡海(だいとかい)」が完成するまでの15年を、光也の成長や恋愛模様とともに描く。