長谷川博己の熱い自問自答が画面上をおどる!教育現場に斬り込むメガネ男子のカロリー高めな授業

2015年4月30日

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今回オススメするのは、2011年に放送されたドラマ「鈴木先生」です。原作は、教育問題に一歩どころか10歩以上踏み込んだ内容で話題になった武富健治による同名コミック。「リーガル・ハイ」の古沢良太が脚本を手がけたドラマ版はギャラクシー賞に輝き、2013年には映画化もされました。

黒ぶちメガネにループタイがトレードマークの主人公、鈴木を演じるのは長谷川博己。中学校の教壇に立つ彼は独自の教育理論を駆使して、生徒たちと向き合っていきます。原作ではコマを埋め尽くすほどの膨大なモノローグが名物でしたが、ドラマでもしっかり再現。鈴木の熱すぎる自問自答はナレーションだけでは収まりきらず、画面上にも文字がおどります。「給食メニューから酢豚を外すか否か」というほのぼのした議題も、彼の手にかかれば「民主主義とは何か」を問う壮大なテーマに発展。大真面目に熱弁する姿はコミカルですが、些細な問題にこそ立ち止まって考えるべきことが潜んでいると教えてくれるのです。

そんな鈴木が密かに信奉し、ときによからぬ妄想のネタにしている生徒が、小川蘇美。連続テレビ小説「まれ」のヒロイン、土屋太鳳が神秘的に演じています。小川の長靴姿を見た鈴木が「イカしすぎだぜ!」ともだえるシーンは爆笑必至。一瞬「教育者だって人間だもの」と同情してしまいますが、どう考えてもギリギリアウトですよね。

そしてシリーズ終盤で描かれるのは、恋人の妊娠を機に結婚を決めた鈴木が、生徒たちから“できちゃった婚”の是非を問われる学級裁判。窮地に立たされながらも、中学生を前にとある持論を語る鈴木、いくらなんでもハートが強すぎです。「本当に地上波で放送してたの?」と驚かされることでしょう。さらに攻めの姿勢で作られた劇場版もぜひあわせてご覧ください。(編集部)



出演:長谷川博己、臼田あさ美、山口智充

あらすじ:緋桜山中学2年A組の担任・鈴木の夢は、独自の教育理論「鈴木式教育メソッド」で理想のクラスを作り上げること。自問自答を繰り返しながら、思春期の生徒たちが起こす問題に日々立ち向かっている。私生活では合コンで知り合った女性と距離を縮めていくが、一方でクラスの女生徒、小川蘇美のみだらな妄想に悩まされ……。