「仮面ライダーゼロワン」高橋文哉×岡田龍太郎×鶴嶋乃愛×井桁弘恵×中川大輔×砂川脩弥×杉原輝昭インタビュー


「仮面ライダーゼロワン」高橋文哉×岡田龍太郎×鶴嶋乃愛×井桁弘恵×中川大輔×砂川脩弥×杉原輝昭インタビュー

取材・文 / 浅見みなほ
撮影 / 佐藤類

令和仮面ライダー第1作「仮面ライダーゼロワン」の放送が、テレビ朝日系にて9月1日にスタートした。本作では、AI企業“飛電インテリジェンス”の社長である飛電或人 / 仮面ライダーゼロワンが、AI技術を巡る戦いに身を投じていく。

このたび、ビデオパスで本作の見逃し配信を行うことを記念し、メインキャスト6名とメイン監督の座談会をセッティング。或人役の高橋文哉、不破諫 / 仮面ライダーバルカン役の岡田龍太郎、イズ役の鶴嶋乃愛、刃唯阿 / 仮面ライダーバルキリー役の井桁弘恵、迅役の中川大輔、滅役の砂川脩弥、そして「快盗戦隊ルパンレンジャーVS警察戦隊パトレンジャー」のヒットも記憶に新しい気鋭監督・杉原輝昭へ、7月のキャストお披露目会見直後に取材を行った。

高橋文哉(タカハシフミヤ)
2001年3月12日生まれ、埼玉県出身。2019年、テレビ朝日系で9月1日からオンエアされる令和初の仮面ライダー作品「仮面ライダーゼロワン」の主人公・飛電或人役に抜擢される。

岡田龍太郎(オカダリュウタロウ)
1993年12月27日生まれ、兵庫県出身。第29回ジュノンスーパーボーイコンテストで準グランプリを受賞。代表作にドラマ「僕たちがやりました」「ホリデイラブ」などがある。2018年にはAbemaTVの「恋愛ドラマな恋がしたい」に出演した。

鶴嶋乃愛(ツルシマノア)
2001年5月24日生まれ、高知県出身。2013年から2015年にピチレモンの専属モデルを務め、2016年からはPopteenの専属モデルとして活動中。TOKYO GIRLS COLLECTIONやGirlsAwardといったコレクションへの参加経験を持つ。

井桁弘恵(イゲタヒロエ)
1997年2月3日生まれ、福岡県出身。2019年公開映画「クロノス・ジョウンターの伝説」「イソップの思うツボ」でヒロインを務め、同年公開の「4月の君、スピカ。」にも出演した。「ゼクシィ」11代目CMガールとしても知られる。

中川大輔(ナカガワダイスケ)
1998年1月5日生まれ、東京都出身。第31回メンズノンノ専属モデルオーディションでグランプリに輝き、2016年から同誌専属モデルとして活動。2019年には連続ドラマ「俺のスカート、どこ行った?」にレギュラー出演した。

砂川脩弥(スナガワシュウヤ)
1994年11月17日生まれ、沖縄県出身。2016年にGirlsAward×avex「BoysAward Audition」にてBoysAward賞を受賞。その後上京し、本格的に芸能活動を始める。俳優グループ・イケ家!のメンバーとしても活動中。

杉原輝昭(スギハラテルアキ)
1980年10月18日生まれ、岡山県出身。仮面ライダーやスーパー戦隊シリーズの作品で助監督を務め、2016年に「動物戦隊ジュウオウジャー」でテレビシリーズの監督デビュー。2018年からの「快盗戦隊ルパンレンジャーVS警察戦隊パトレンジャー」では初のメイン監督を務めた。

或人は喜怒哀楽をすべて見せる人(高橋)

──皆さんは、先ほどキャストお披露目会見を終えたばかりですね。初めての記者会見は緊張しましたか?

キャスト一同 緊張しました……。

杉原輝昭  或人(高橋文哉)は、ずっと「歯が痛い、歯が痛い」って言っていました。

高橋文哉  でも、会見が終わったらすぐ治りました!

一同 (笑)

──まずキャストの皆さんそれぞれの役に関してや、ご自身との共通点を教えてください。

高橋  僕が演じる飛電或人 / 仮面ライダーゼロワンは、笑いのセンスがないもののお笑い芸人を目指していて、ある日AI企業“飛電インテリジェンス”の社長を継ぐ人物です。或人は納得いかないことがあっても、切り替えて笑いに変えられる人なのですが、僕自身もそういうときにパッと切り替えられる部分は似ていると思います。でも、ほかに共通点はほとんどありません。或人はすごくうるさいし、ちょっとバカなキャラだし、喜怒哀楽をすべて見せる人なんです。僕は或人ほど喜怒哀楽は激しくありません(笑)。

高橋文哉

高橋文哉

岡田龍太郎  僕が演じる不破諫 / 仮面ライダーバルカンは、対人工知能特務機関“A.I.M.S.”の隊長です。諫は暴れん坊だけど、僕は本当はおとなしいので……。

井桁弘恵  え?

一同 (笑)

杉原  諫と同じくトラブルメーカーだよ(笑)。

岡田  いやいや! おとなしい性格なので、ちょっと諫にビビりながら演じています(笑)。諫は「大丈夫か!?」ってことも平気でやってしまうような人物なんですよ。

岡田龍太郎

岡田龍太郎

杉原  諫は過激なキャラクターだから、演じるときもわりと派手にやってもらっていますね。それがすごく楽しいです。

鶴嶋乃愛  私が演じるのは、飛電インテリジェンスの社長秘書で、AIアシスタントのヒューマギア(AIロボ)・イズです。人間ではないので、私自身との共通点を考えるのは難しいんですが……私もそんなにワーッと騒ぐタイプではないので、イズのイメージもつきやすかったですし、今も楽しく演じることができています。同じ女性キャラでも(井桁演じる刃)唯阿はけっこう動く役なんですが、イズはずっと手を体の前で組んだまま。そういう面では、個人的にはハマっている役なのかなと思います。

井桁  私が演じる刃唯阿 / 仮面ライダーバルキリーは、A.I.M.S.のメンバーとして諫と一緒に戦っていく人物です。唯阿は冷静で、ものごとをきちんと整理して考えられる人なんですが、私はわりと優柔不断なので、そこは全然違いますね。あと、唯阿は諫に対してはけっこう口調が強めなんです。私が今まで発したことがないような語尾やセリフが多いので、すごく新鮮ですし、自分とは違うので演じていて楽しいです!

井桁弘恵

井桁弘恵

──セリフには男口調が多いのでしょうか?

井桁  そうですね。「◯◯だ!」「おい、待て!」みたいなセリフが多いです。

岡田  うんうん。「◯◯だ!」、言われたなあ。

──杉原監督がメインで担当された「快盗戦隊ルパンレンジャーVS警察戦隊パトレンジャー」のヒロイン、明神つかさも男口調でしたよね。

杉原  そうですね。でも僕の中では、唯阿と「ルパパト」は完全に切り離して考えているので、つかさのようにしようとはまったく思っていなくて。唯阿は唯阿として演出するつもりです。

僕の中にも“5歳児”が残っている(中川)

中川大輔  僕が演じる迅は、テロリスト“滅亡迅雷.net”の行動係です。子供っぽくて挙動不審なところがあるキャラなんですが、僕もけっこうじっとしていられないところがあって。この間、アクション練習のときにズラーっと銃が置かれているのを見て、テンションが上がっちゃって、ガチャガチャ触っていたら怒られました。

一同 (笑)

高橋  そんなことありましたね(笑)。迅は精神年齢が5歳児くらいなんですよね。

中川  はい。僕の中にも“5歳児”な部分が残っているので、役作りのうえでは助かりました。

中川大輔

中川大輔

砂川脩弥  僕は滅亡迅雷.netの司令塔・滅を演じています。とりあえず今気を付けているのは、ボスなので威厳を出したくて、普段から低くて響く声を出すようにすること。僕、地声はけっこう高いんですよ。監督には「ヘビみたいな感じで演じて」と演出していただきました。つまりイメージとしては、ミステリアスということかなと思って……。みんなにとって今の僕はミステリアスだと思います(笑)。どうでしょうか?

高橋鶴嶋井桁  ミステリアスです!

杉原  まだ一緒に撮影してないからね!

一同 (笑)

井桁  まだ会って3回目くらい(笑)。

砂川  早く仲間に入れて!(笑)

一同 (笑)

いずれ外に出られるようになるといいな(砂川)

──第1話、第2話のパイロット版を監督された杉原監督は、世界観作りにおいてどのような点を意識しましたか? 過去の仮面ライダー作品を参考にした部分などがあれば教えてください。

杉原  今回、今までの仮面ライダー作品と比べても特異というか、過去にあまりなかった物語なので、世界観はいちから作っていきました。飛電インテリジェンスが派遣している、ヒューマギアと呼ばれるAI搭載の人型アンドロイドも、どんな形にしたいのかこちらから提案しましたし、イズが付けているヘッドギアも、「こういう物にしたい」と伝えてデザインしてもらいました。滅亡迅雷.netの2人の服装もそうなんですが、特にこだわったのはA.I.M.S.の戦闘服ですね。

杉原輝昭

杉原輝昭

岡田  こだわりがすごいんですよ!

杉原  迷彩柄なんですが、いちから迷彩のパターンを作っているんです。

高橋  へえ! 知りませんでした!

杉原  デジタルな電子基板をモチーフにしています。こういった目に映る部分は特にこだわって、新しい画作りをしようと心がけました。

──記者会見では、すでに何名かがアクション撮影に挑んだというお話がありましたね。本作におけるアクションについてはどうお考えですか?

杉原  今年はたぶん、みんなアクションが多くなると思います。あ、ごめん、イズ以外ね。

鶴嶋  いや、イズもやりたいです!

鶴嶋乃愛

鶴嶋乃愛

一同 (笑)

杉原  いつかイズも体の前で手を組んだまま、すごいスピードで走るかもしれない(笑)。

鶴嶋  それまでに練習します!

杉原  時速60キロくらいまでは出せるようになりたいね(笑)。アクションは、すでにみんな撮影したんですよ。或人も、第1話の冒頭からぶん投げられていましたし。

高橋  そうですね。顔もいきなりボロボロでした。

杉原  A.I.M.S.の2人も銃撃戦を撮ったし、迅もヒューマギア相手にガンアクションをやりました。滅は……アジトにこもってたな!

砂川  はい!

一同 (笑)

砂川  基本インドアなので……。

杉原  アジトでずっとパソコンいじってましたね。いずれ外に出られるようになるといいな(笑)。

砂川  僕も、外に出られることを期待してます!

憧れは藤岡弘、さん(岡田)

──ではキャストの皆さんに伺います。1年間を通してどのように成長したいかと、目標とする先輩俳優を教えてください。

砂川  僕は滅という役を大切にすることはもちろん、この役を通して、1人の役者としてみんなに少しでも頼ってもらえるようになりたいです。それから僕は、「仮面ライダーカブト」で水嶋ヒロさんが演じていた天道総司が大好きで、憧れているんです。水嶋ヒロさんのようになりたくて、髪を伸ばしたこともあるんですよ。今は、こんな感じですけど……。

砂川脩弥

砂川脩弥

一同 (笑)

中川  迅は、話を追うごとにどんどん成長してくキャラクターだと覆うので、その変化を演技で表現できたらなと思います。憧れているのは……「仮面ライダードライブ」の竹内涼真さんです!

井桁  私は女性ライダーとして、女性だからこそ見せられる強さを表現して、“憧れ”の存在になれるようまずは1年間がんばりたいと思います。憧れの女優さんは、吉田羊さんです。同じ福岡出身ということもあって、いつか共演させていただくのが夢です。

鶴嶋  私は本格的なお芝居が初めてなので、イズちゃんと一緒に成長していきたいなと思っています。今のイズちゃんは一定のテンションなんですが、どんどん学習して、いろいろな感情を出せるようなキャラクターになったらうれしいです。目標とする方は、「仮面ライダードライブ」の内田理央さん。内田さんがInstagramで私をフォローしてくださっているのがうれしくて、いつかお会いできたらいいなと思っています。

岡田  不破諫というキャラクターはまっすぐで、過激派で、無理をしてしまうキャラクターです。生きるうえで絶対に苦しい思いをしてきたと思うので、そういう葛藤や苦しみを通して成長していってほしいと思っています。みんなが諫を見て、一緒に苦しんだり、感情移入できたりするようなキャラクターにしていきたいです。憧れは初代仮面ライダーの藤岡弘、さん! エンディング曲「ロンリー仮面ライダー」の世界観が好きなんです。悲しみを背負っていくのが仮面ライダー。諫も暗い過去を持っていて、近いところがあると思うので、そんな部分を表現していきたいと思います。

高橋  1年後、視聴者の方々が或人の人生を説明できるくらい、わかりやすく物語を伝えつつ、飛電或人として生きていきたいと思います。役者としてはもちろん、或人としても成長していきたいです。令和1作目の仮面ライダーとして、唯一無二の存在になりたいと思っています!

最終回にイズを全開で笑わせたい(杉原)

──ありがとうございます。では最後に杉原監督、このシリーズを通して子供たちや視聴者にどんなことを伝えたいですか?

杉原  まだ後半の展開がまったく決まっていないので、はっきりとしたことは言えないのですが……僕個人的な目標としては、最終回にイズを全開で笑わせたいんです。

岡田中川  ああー。

杉原  感情のないはずのAIを笑わせて終わりたい。……或人の力で! がんばれよ!

高橋  はい! ギャグの信念を変えずにがんばります!

「仮面ライダーゼロワン」

「仮面ライダーゼロワン」

ビデオパスで9月1日より配信

「仮面ライダーゼロワン」の最新話が毎週見逃し見放題配信中

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