「ういらぶ。」桜井日奈子×玉城ティナインタビュー


「ういらぶ。」桜井日奈子×玉城ティナインタビュー

取材・文 / 映画ナタリー編集部
撮影 / 入江達也

星森ゆきもの少女マンガを原作とする「ういらぶ。」が、11月9日より全国で公開される。本作は、ドSのふりをする“超こじらせ男子”の凛と、自分に自信が持てず彼の恋心に気付かない優羽の恋を描くラブストーリー。凛を平野紫耀(King & Prince)、優羽を桜井日奈子が演じ、2人を見守る幼なじみ・暦と蛍太に玉城ティナと磯村勇斗が扮する。

ビデオパスでは、ともに1997年生まれで21歳の同い歳である桜井と玉城の対談を実施。一緒にいると落ち着くという2人に、役作りや平野と磯村との共演について聞いたほか、本作に登場する個性的な3人の男子から誰が一番「アリ」「ナシ」か選んでもらった。

桜井日奈子
1997年4月2日生まれ、岡山県出身。2014年に開催された第1回「おかやま美少女・美人コンテスト」で美少女グランプリを獲得。2016年、舞台「それいゆ」で女優デビューを飾り、同年テレビドラマ「そして、誰もいなくなった」「THE LAST COP /ラストコップ」に出演。2017年に「ラストコップ THE MOVIE」で映画初出演、2018年には「ママレード・ボーイ」で映画初主演を果たした。

玉城ティナ
1997年10月8日、沖縄県生まれ。2012年、14歳でファッション誌ViViの最年少専属モデルに。2015年に地元・沖縄を舞台にした「天の茶助」で映画デビューを飾り、その後も「オオカミ少女と黒王子」「貞子vs伽椰子」「PとJK」「暗黒女子」などに出演。2018年のには「女々演」「劇場版ドルメンX」に出演し、2019年秋に主演作「地獄少女」の公開を控える。

心の中にいろんなものを持っているんだなって(桜井)

──お二人は21歳の同い歳なんですね。お互いの印象はいかがですか?

桜井日奈子  同い歳に思えないくらい落ち着いていて。

玉城ティナ  あはは。いやいやいや(笑)。

桜井  いろんなものが見えてるんじゃないかって思うんです。一人旅で海外に行ったり行動力がすごくある。だから、言葉にはたくさん出さないけど、心の中にいろんなものを持っているんだなって。

桜井日奈子

桜井日奈子

玉城  光栄です(笑)。

桜井  「キャー!」っていう感じじゃなくて、落ち着いているから一緒にいやすいです。

玉城  ありがとうございます。私は、同い歳ということもあってもちろん知っていたし、お会いする前はもっとキャピッとしているのかなって。でも、私も現場で一緒に居ると落ち着くなって思いました。

私もけっこうスパッと言います(玉城)

──本作はどのキャラクターも個性的でしたが、演じてみて難しかったところはありましたか?

桜井  私の演じた優羽ちゃんはとにかくネガティブ思考な女の子。それは凛くんにドSなことを言われ続けたせいでそうなっちゃっているんですが、「自分のために言ってくれてるんだ」って思っていたり、凛くんのことが大好きでずっと健気に思い続けていたり、かわいらしいところがたくさんあるんです。でも、コミュニケーションが苦手で言葉につまっちゃうようなところって、原作ではかわいく見えたけど、自分が演じてちょっとうざったく見えないかなって気になって。なるべくそう見えないように、優羽ちゃんの健気な感じや一生懸命な感じを表現しようとしました。

──優羽ちゃんの仕草から一生懸命さが伝わってきてかわいかったです。ああいった動きは佐藤(祐市)監督の提案だったんですか?

桜井  基本的には監督です。私はまだ数えるほどしか作品をやっていないので、自分の中で想像するものが1パターンくらいしか出てこなくて、引き出しのなさを痛感しました。今回悔しいなって思ったことの1つなんですが、監督の求めるものに自分が応えることも大切ではあるんですけど、自分から「こうしてみたらどうですか?」って提案できたらもっと楽しいんだろうなと思いました。

──なるほど。実際現場ではどのような演出だったのでしょうか。

桜井  監督が「こうしてみて」ってお手本を見せてくださるんですけど、すごく上手でした。わかりやすいよね?

玉城  めちゃめちゃわかりやすい(笑)! 全力ですよね。監督。

桜井  全力! びっくりするときは目が出ちゃうんじゃないかってくらいカッと開いて(笑)。それによって自分の中にスッと落とし込んで演じられた部分はありました。

──そうだったんですね。玉城さんは優羽ちゃんの親友・暦ちゃんを演じてみていかがでしたか?

玉城  暦はクールな面もあるんですが、「ハア?」みたいなリアクションがパッて出る子だなって。一瞬でテンションが変わる感じには気を付けましたね。あと、優羽に対する顔とほかの人たちに対する顔が違うので、そこの差を付けるようにしました。

玉城ティナ

玉城ティナ

──自分の意見をはっきり言う様子はカッコよかったです。あれは玉城さんの素の部分もあるのでしょうか。

玉城  私もけっこうスパッと言いますね。最近変わってきたことではあるんですけど、学生時代が終わって仕事一本になっていくうえで、自分が思っていることは言ったほうが早いなって思ったんです。無駄がないなっていうか。そのことに気付いてからはわりと言いますね。

場を盛り上げてくれたのは平野さん(桜井)

──平野さんと磯村さんとは幼なじみ役で共演されてみていかがでしたか?

玉城  なんか愉快な人たちでしたよね(笑)。

桜井  はい(笑)。磯村さんは5つ上なんですが、一緒に楽しんでワイワイしてくれたので、あまり歳上感というのは感じなかったです。でも、現場のバランスみたいなものは一番取ってくれていました。みんな愉快な人たちだったから、幼なじみを演じるためにこうしてみましょうって特別なことをしたわけじゃなくて。

桜井日奈子

桜井日奈子

玉城  スタートがかかると空気感がすぐ変わっていました。

──特別何かをしたわけじゃないんですね。

桜井  してないですね。日々のちょっとした面白いことがきっかけで距離が縮まったように思います。平野さんが鮭の切り身のかぶりものをして現場に来たときもありました(笑)。

玉城  ムードメーカーでしたよね、常に(笑)。やっぱり真ん中には平野さんがいたなって。

桜井  場を盛り上げてくれたのは平野さんですね。決してネガティブな言葉を聞かなかったんですよ。「疲れた」とか「しんどい」とか。そういうところも明るい現場を作った1つの要因なのかなって思います。

和真は一番ナシかなあー(玉城)

──どSのフリをする凛くん、オカン系男子の蛍太くん、積極的な和真くんの中ではどの男子が一番アリで、どの男子が一番ナシかというのをお聞かせいただけますか?

玉城  ナシ(笑)!?

玉城ティナ

玉城ティナ

桜井  一番好きなのは一緒な気がする。違うかな?

玉城  えっ! 誰?

桜井  蛍太!

玉城  私も蛍太!

桜井  やっぱり蛍太だった(笑)。

玉城  自分の気持ちを持っているし、周りも見えてるし。

桜井  一番大人な感じがします。

──和真くんはどうですか?

玉城  和真、ちょっとチャラくないですか?

桜井  うまいことだまされてしまいそうで怖い……。

玉城  和真は一番ナシかなあー。

桜井  あっでもそうかも!

玉城  まさかの一致だ(笑)。

──では一番アリが蛍太くん、一番ナシが和真くんで一致ということで(笑)。凛くんはどうですか?

桜井  すっごいまっすぐな人じゃないですか。その伝え方がおかしいというだけで、奥にある感情は愛情深いものだからいいとは思うんですけど。ただ、恋愛初級者には向いてないかな。

玉城  かわいいけど……その胸の内を明かすまでがちょっと面倒くさいなっていう(笑)。

めちゃくちゃなんですけど、男らしさを感じられるシーンでキュンとします(桜井)

──本作には胸キュンシーンもたくさん詰まっていましたが、お二人はどのシーンがお好きですか?

玉城  今日観直してきたけどいっぱいあるんですよね。みんなそれぞれ見せ場があるというか。

桜井  凛くんがみんなの前で「あいつのことをいじめていいのは俺だけだし、あいつのことを好きになっていいのも俺だけなんだよ!」って叫ぶシーンにはキュンとしました。

──よく考えたらすごいこと言ってますよね(笑)。

桜井  ジャイアンみたいですよね(笑)。めちゃくちゃなんですけど、そのくらい優羽ちゃんのことを好きだっていうのを、ほかの人の前ではバーンと言えちゃうという。男らしさを感じられるシーンでキュンとします。

玉城  私は、冒頭で優羽ちゃんが凛くんのシャツのボタンを留めるシーン。その時点で「あれ?」ってぐいっと前のめりになるというか、観ていて面白いなって。

──お二人は少女マンガが原作の作品に多数出演されていますが、本作の面白いなと思うオススメポイントはどこでしょう?

桜井日奈子、玉城ティナ

左から桜井日奈子、玉城ティナ

玉城  映画の構成がすごく面白いと思いました。1章、2章って本当にマンガのページをめくっていくような感覚で進んでいくので。アイキャッチ的なものもマンガとリンクしていて、初めての感覚でした。

桜井  前半には映画ならではのコメディ要素がたくさんあるんです。でも後半ぐっと雰囲気が変わって、全然違うテイストになるところは佐藤監督さすがだなって。そういった部分もあって、ただキュンキュンするだけの映画にはなっていないので、この作品を観た人が一歩踏み出す勇気を持ってくれたらうれしいなと思っています。

「ういらぶ。」 11月9日(金)全国ロードショー

「ういらぶ。」

作品情報
監督:佐藤祐市
出演:平野紫耀(King & Prince) 桜井日奈子 玉城ティナ 磯村勇斗 桜田ひより 伊藤健太郎

©2018『ういらぶ。』製作委員会 ©星森ゆきも/小学館

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