「仮面戦隊ゴライダー」出演 飯島寛騎×小野塚勇人 インタビュー ─九条貴利矢、消滅の裏側から復活まで─


「仮面戦隊ゴライダー」出演 飯島寛騎×小野塚勇人 インタビュー ─九条貴利矢、消滅の裏側から復活まで─


仮面戦隊ゴライダー

─九条貴利矢、消滅の裏側から復活まで─

取材・文/映画ナタリー編集部 撮影/佐藤類

仮面ライダー生誕45周年プロジェクトの一環として製作されたオリジナルコンテンツ「仮面戦隊ゴライダー」が、3月25日よりauの動画配信サービス・ビデオパスにて独占配信される。

全3話で構成されるこの作品には、現在テレビ朝日系で放送中の特撮ドラマ「仮面ライダーエグゼイド」の宝生永夢 / 仮面ライダーエグゼイドに加え、仮面ライダーバロン、仮面ライダーマリカ、仮面ライダーブレイド、アナザーアギトといった歴代ヒーローがオリジナルキャストで登場。そして「エグゼイド」の第12話で消滅してしまった人気キャラクター・九条貴利矢 / 仮面ライダーレーザーも復活を果たす。

ビデオパスでは、永夢役・飯島寛騎と貴利矢役・小野塚勇人の対談をセッティング。貴利矢消滅の裏側から復活にあたっての心境、2人の関係性などを語ってもらった。

飯島寛騎(イイジマヒロキ)
1996年8月16日生まれ、北海道出身。2015年に「ジュノン・スーパーボーイ・コンテスト」にてグランプリに輝く。「仮面ライダーエグゼイド」にて、ドラマ初出演ながら主役に抜擢される。

小野塚勇人(オノヅカハヤト)
1993年6月29日生まれ、千葉県出身。劇団EXILEメンバー。主な出演作に「HiGH&LOW THE MOVIE」、ドラマ「ガリレオ」「朝が来る」などがある。

──まずは2016年12月25日に放送された「仮面ライダーエグゼイド」第12話「狙われた白銀のXmas!」で起こる“クリスマスの悲劇”から振り返っていきたいと思います。

小野塚勇人 はい!

飯島寛騎 (九条)貴利矢さんの消滅からですね。

飯島寛騎

飯島寛騎

──はい。小野塚さんは、自ら演じる貴利矢が退場してしまうことは、もとからご存知でしたか?

小野塚 一番最初の企画段階くらいから、どこかでゲームオーバーになるとは聞いていました。時期は、なんとなく「2016年いっぱいで」とだけ言われていて。そうしたら、たまたま2016年最後の放送日がクリスマスだったんですよ。ちょっと罪悪感はありました(笑)。

飯島 楽しい雰囲気の前半でテンションを上げてから、貴利矢が消滅するまでの落差がすごかったですね。クリスマスプレゼントに仮面ライダーレーザーのおもちゃをもらった子供たちはつらいよね……。電車の中とかにも、レーザーが使うガシャコンスパローのおもちゃを持っている子供たちがたくさんいて。貴利矢さん、すごい! 人気者なんだなあ!と思ってたんですよ。

小野塚 違う違う、貴利矢だけじゃなくて仮面ライダー自体が人気なの(笑)。

──第12話までの間に、宝生永夢と貴利矢の関係性の変化は丁寧に描かれていましたよね。

小野塚 そうですね。タイムリミットを決められていたことで、演技のプランも立てられました。貴利矢は10話くらいから、永夢のことを信頼して「名人」ではなく「永夢」って名前で呼び始めるんです。そこから消滅までの2話で、その信頼関係をどうやったら見せられるかな?と考えました。

飯島 うん。だから、12話の反響はすごかったんですよね。

小野塚 そう、ファンの皆さんはどう感じるか心配だったんですけど、思った以上の反響がありました。もちろん消滅は残念でしたけど、ものすごい反応がもらえたことには、よっしゃ!って感じで。それだけ貴利矢の存在を大きくできたんだって、うれしかった部分もありました。

小野塚

小野塚勇人

──最近の放送でも、貴利矢の消滅シーンは頻繁に出てきますね。

飯島 重要なシーンなので、回想もけっこう多いですね。

小野塚 何回も消えてるけど、ネタになってないよね? 大丈夫だよね?(笑)

飯島 ないない、大丈夫!(笑)

──小野塚さんは、それをどういう気持ちでご覧になっているんですか?

小野塚 12話を撮り終わった時点では、1話か2話は貴利矢のことを引っ張ったとしても、そのあとガラッと忘れられちゃうのかと思っていたんです。でも、今でも永夢が貴利矢の遺志を継いでくれていて、(鏡)飛彩や(花家)大我もそれに感化されている。貴利矢の存在を残してくれているのがすごくうれしいですね。

飯島 それほど「エグゼイド」の中で、貴利矢の存在が大きかったんだよ。

小野塚 だから正直、オンエアを観てると気分がいいです。僕は出てないのに、どんどん貴利矢の株が上がってるから!(笑) こんなにうれしいことはないですよ。

飯島 ははは!

ゴライダー

「仮面戦隊ゴライダー」より。

──現場を離れてからも、エグゼイドチームの皆さんと交流はあったんですか?

小野塚 みんなでグループLINEをやってるんですよ。

飯島 そして貴利矢さんは、けっこう活発に発言するんです(笑)。

小野塚 「どうなの? 僕のこともう忘れた?」とかね(笑)。ちょいちょい釘刺しておかないとなって。新しく(西馬)ニコちゃん(役の黒崎レイナ)も入ったし。

飯島 ニコちゃんが入ったときに、ちょっと心配してたよね。「俺、ニコちゃんと関わりないんだけど大丈夫かな?」って。

小野塚 それまでそのLINEでは、ここでは言えないようなふざけた発言もしてたから。ニコちゃんが入ってきたのに今まで通りのやりとりしてて大丈夫かな?みたいな。

飯島 ははは(笑)。

小野塚 ニコちゃんにはほぼお会いしたことがないんですよ。感謝祭(「45×40 感謝祭 Anniversary LIVE & SHOW」)のときに挨拶したり、「ゴライダー」で現場に入ったときに見かけたくらいで。

──そして3月25日配信の「仮面戦隊ゴライダー」と、同日公開の映画「仮面ライダー×スーパー戦隊 超スーパーヒーロー大戦」で貴利矢が復活を果たすわけです。復活することも事前に聞かされていたんですか?

ゴライダー

「仮面戦隊ゴライダー」より。

小野塚 12話でクランクアップしたときに、「もしかしたらまた出るかも」とは聞いたんですが、なんの作品かはわかっていなくて。なのでまず春映画で復活と聞いて、本当にありがとうございます!!って気持ちでした。そのあとに「ゴライダー」も決まったので、また永夢とがっつり共演できるじゃん、と思いました。

飯島 僕も、やった!って素直に思いましたね。

小野塚 でも名前が「仮面戦隊ゴライダー」って聞いて驚いたよね?

飯島 そうそう、ゴライダーってなんだろう?って感じでね。春映画にもゴライダーは出てくるんですけど、直接的な続編というわけではなくて。「ゴライダー」はサスペンスなんです。

──「ゴライダー」のストーリーは、謎の空間で目覚めた永夢が、貴利矢たち死んだはずのライダーと出会うところから始まります。貴利矢にとってちょっと不思議な復活の仕方だったと思うのですが。

ゴライダー

「仮面戦隊ゴライダー」より。

小野塚 台本を読んだときに思ったのは、たぶん最初は自分が死んだことに気付いてないんだろうなって。時間軸的には、貴利矢が(檀)黎斗に倒された直後。まあ実際は時間が経ってるかもしれないけど、貴利矢からすればパッと目が覚めて、あれ?ここ、どこだ?っていう状況なんです。それで、気付いたらそこに永夢がいて。

飯島 永夢からしたら、なんで貴利矢さんがいるの?っていう感じだから、お互いに困惑している状況ですよね。そこから謎解きが始まっていくんです。

──久々の共演はいかがでしたか?

小野塚 彼は本編も映画も、いろんなスピンオフもやっていて、めちゃくちゃ忙しいじゃないですか。そのスケジュールで「ゴライダー」も出て、主演だからセリフもいっぱいあるし、もし僕だったら頭パンクしてると思うんですよ。それをよくやっていて、単純にすごいですよね。

飯島 ありがとうございます、がんばりました(笑)。

小野塚 普通だったら、「あれ、今どっちやってるんだっけ? 本編だっけ?」ってなるよね。そんな中必死にやってる姿を見て、僕もしっかりやらないとって思いました。今回の(上堀内佳寿也)監督は、芝居に対して熱い方だったんだよね。

飯島 そうそう。素面でのお芝居にこだわってたよね。

小野塚 永夢はけっこう監督に鍛えられてましたね。逆にあれだけ怒ってもらえるのはうらやましかった。僕も横で盗み聞きしながら、自分にも言われてるんだと思って気を引き締めてました。

小野塚勇人

小野塚勇人

飯島 特に教えていただいたのは、感情の段階についてですね。感情の変化は段階を踏んでいかないといけない。それも2段階では伝わりづらい、5段階くらい演じ分けないと画面を通して伝わらないんだって。

小野塚 まあ、いろいろ言われるよね。だって主演だもん!(笑)

飯島 ははは!

小野塚 永夢が駄目だったら、みんな駄目になっちゃうからね。

飯島 まあね、引っ張っていかなきゃね。

──今回復活した先輩ライダーとの共演はいかがでした?

飯島 最初はやっぱりちょっと緊張しましたね。足を引っ張らないかなっていう不安があって。

小野塚 撮影期間は2週間と少しだったので、先輩方とそんなにくだけたお話まではできなかったんです。でもその少しぎこちない関係性がリアルだったよね。劇中でも、いきなり初めましての人間が同じ場所に集められるので。

飯島 新鮮だったよね。これから先も、いつも仲がいい人ばかりの現場とは限らないので、いい経験をさせていただきました。

小野塚 「仮面ライダーアギト」の木野薫 / アナザーアギトと共演するなんてね。

飯島 そうそう。僕ら、もろ「アギト」世代ですから。木野さん(樋口隆則)はものすごくいい声で、言葉の重みがすごかった。

小野塚 染みたよね。普段ライダーのキャストって年齢層が若いじゃないですか。でも樋口さんっていう重鎮が1人いらっしゃることによって、ストーリーが重く響くんだなって。

──ここまで演じてきて、役の上でお互いはどういう存在でしょう?

飯島 永夢にとっての貴利矢は、新たな一歩を踏み出すための手助けをしてくれた存在です。貴利矢がいたからつらいこともあったけど、だからこそ自分は変わらなきゃって思えたんです。……はい(照れ笑い)。

飯島寛騎

飯島寛騎

小野塚 貴利矢は過去にいろいろあって、人と深く関わることが怖くなってしまっていたんです。嘘を使って自分のセーフティゾーンを守り続けるような、人を信頼できないでいる部分があった。でも永夢っていう、真っ白な心を持つ子供がそのまま大きくなったような人間と出会って変わった。永夢はみんなの心を浄化してくれる、不思議な存在だと思います。

──では最後に、「仮面戦隊ゴライダー」を観る方にメッセージをお願いします。

小野塚、飯島

左から飯島寛騎、小野塚勇人。

小野塚 見どころは、先輩ライダーの方たちと、僕ら今のライダーがどう関わるのか。今回集められたメンバーは不思議な関係性だと思うので、面白いと思います。それと個人的な話をすると、自分の登場シーンがめちゃくちゃカッコいいんです(笑)。

飯島 ははは、最後は自分に持っていく(笑)。

小野塚 そう、ちょっとオイシイなって思っちゃったんですよ。あとは黒幕が誰なのか?という謎解きも楽しんでほしい。

飯島 そうだね。「ゴライダー」はサスペンスなので、皆さんも一緒に謎解きをしながら観ていただけたらと思います。きっと、皆さんの予想が覆されると思います。そういう驚きも楽しんでいただけたらうれしいです。

「仮面戦隊ゴライダー」は3月25日から配信スタート!
第1話はau以外のお客様でも無料で視聴できます!

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