ビデオパスnaviが選ぶ ブレイク必至!“今、見逃せない俳優” 吉沢亮 特集


ビデオパスnaviが選ぶ ブレイク必至!“今、見逃せない俳優” 吉沢亮 特集


吉沢亮

吉沢亮、22歳。「仮面ライダーフォーゼ」の仮面ライダーメテオ / 朔田流星役で注目を集め、「カノジョは嘘を愛しすぎてる」「アオハライド」といった少女マンガ原作映画で着実にファンを獲得してきた。2017年には実写映画「銀魂」へ人気キャラクター・沖田総悟役での出演が決定しており、まさにブレイク必至の“今、見逃せない俳優”と言える。

今回、彼の出演作「オオカミ少女と黒王子」のビデオパスでのレンタル配信スタートに合わせ、吉沢のキャリアを総括する特集を展開。インタビューでは学生時代のことや各出演作の思い出、芝居への意識を変えた悔しい出来事などを本人の口から語ってもらった。

取材・文/ビデオパスnavi編集部 撮影/笹森健一

モテモテだった中学時代から仮面ライダーになるまで

「レヴェナント:蘇えりし者」

──今回は吉沢亮さんの過去の出演作を集めて、「今、見逃せない俳優」として特集させていただきます。

吉沢亮 ありがとうございます!

──これまでのキャリアを振り返っていただけたらと思います。俳優になったきっかけは?

他薦のオーディションに、母親が推薦者として応募しました。ただ、そのとき役者になりたいっていう思いはまったくなくて……。最初はバイト感覚でやってたというか。一応事務所に所属して、月に1回演技のレッスンを受けていたんですが、いつ辞めようかなって思っていたくらいなんです。でも、気付いたらずっと続けていて。

──幼い頃は、俳優とは別に将来の夢があったんですか?

本当にちっちゃい頃は「仮面ライダーになりたい!」と思っていて……まあ「仮面ライダーフォーゼ」(仮面ライダーメテオ / 朔田流星役)でなれたんですけど(笑)。でも特になりたい職業はなかったので、この仕事をしてなかったら、何をしてたんだろう。ほかにどんな仕事をしてたか想像もつかないので、僕の人生にとっては一番いい道を選んだのかもしれないです。

──吉沢さんと言えば、中学生の頃に学年の1/3の女子に告白されたという伝説をお持ちですよね。

そうなんです、伝説持ってます(笑)。自分で言うのもなんですけど、中学のときは本当にモテたんですよ! 僕の学校は1学年に女子が40人くらいしかいなくて、その中の10人以上からは告白されました。

──そうなんですね! その話を最初に聞いたときは、1学年300人くらいの学校をイメージしてました(笑)。

あはは、それはないです、ちょっとすごすぎます!(笑) でも、中学の頃は「こんなにモテて、高校ではどうなっちゃうんだろう?」と思ってたんですけど、高校ではまったくモテませんでした。 女の子っていうより、そもそも友達があまりできなくて。もともとの人見知りを発揮しちゃったので……こんなに根暗になったのは高校からですね。

──高校生の頃に「仮面ライダーフォーゼ」の仮面ライダーメテオ役で、憧れの仮面ライダーになったわけですよね。周りの人は吉沢さんが俳優をやっていると知らなかったんですか?

知らなかったと思います。「フォーゼ」が始まった頃には転校していたので。そのあとに昔の同級生から連絡が来たりはしたけど、そこから何か起こったりはせず(笑)。

──「フォーゼ」が始まってからは、生活もガラッと変わったんじゃないですか?

特撮の現場は朝がすごく早いので、体力的には今までやったものの中で「フォーゼ」が一番きつかったです。でも「フォーゼ」に出演して、子供やお母さん方に認知してもらえるようになりました。街を歩いてても「あ、メテオだー!」って言ってもらえて。自分を知ってくれてる人がいるっていうのはうれしいですよね。

「仮面ライダーフォーゼ」

中2病な自分が眠っている

「チリ33人 希望の軌跡」

──その後2013年には、松居大悟監督の「男子高校生の日常」に出演されました。キャストは菅田将暉さん、野村周平さん、吉沢さんという、今改めて考えるとすごい3人でしたが、現場も特撮とは全然違いますよね。

「フォーゼ」でも一緒だった福士蒼汰くんと出演した「ぼくが処刑される未来」っていう作品はあったんですが、「男子高校生の日常」は仮面ライダー関係以外では初めての映画だったんです。特撮はキメキメに作り込んだりしますけど、「男子高校生の日常」は真逆で、芝居してる感覚がなかったというか。3人で劇中の延長線上みたいなことをずっとべらべらしゃべっていて、気が付いたらカメラが回っているという現場でした。あの作品が今までやった中で一番素の自分に近いと思います。

──ヒデノリという中2病っぽい役を、すごく楽しそうに演じられていましたね(笑)。

うっとうしいくらいにキャラ付けされた役って、やっていて楽しくなっちゃうんです。どこまでもふざけ倒しちゃって、けっこう怒られることもあります(笑)。

──ご自身の性格はすごく落ち着いていると思いますが、切り替えは苦にならないタイプですか?

……たぶん、僕の中にうっとうしい魂が眠ってるんだと思います(笑)。普段からいろんなことを妄想しているので、僕もけっこう中2病なのかも。

──同じく2013年の「カノジョは嘘を愛しすぎてる」という作品では、劇中バンドMUSH&Co.としてCDデビューもされましたね。また環境が一変したのではないでしょうか。

特にキャンペーンの期間は、生でギターを弾いたり、みんなでスタジオに集まって練習したり、役者というよりアーティストみたいな活動が多かったです。……というほどのことは何もできないんですけど(笑)。

──ちょっとミュージシャンもいいな、と思ったり?

いやいや、楽器はちょろっと練習したくらいでできるものじゃないんだなって思いました(笑)。難しかったです。次ミュージシャン役をやるなら、ボーカルがやりたいです!

──仮面ライダーになった翌年CDデビューして、同じ年には初主演ドラマ兼舞台である「ぶっせん」で坊主役を務めたわけですね。

すごい流れですね(笑)。「ぶっせん」はメイクが大変でした。坊主のカツラは1人3時間かかるので、朝の3時に始まることもあって。それに山奥の寺で撮影していたので、虫やヘビが出るんですよ。僕、バッタがこの世の生き物で一番嫌いなんですけど、寺の中にいっぱいいました……。バッタはまだ普通のサイズでしたけど、蛾がこんなにデカくて(両手を30cmくらいに広げながら)! 冗談抜きです!! 日本にこんな生き物がいるのか!と思って……。そういう意味でも恐ろしい現場でした。

「男子高校生の日常」

「カノジョは嘘を愛しすぎてる」

恋愛もので“片思い役”が連続

吉沢亮

──2014年には「アオハライド」に出演されましたね。

20歳になって最初のロケでした。あの頃はお酒が飲めるようになったので、東出(昌大)くんやスタッフさん、毎日誰かしらとご飯に行ってました。

──「アオハライド」で演じた小湊亜耶は失恋こそしませんが、この頃から吉沢さんは“片思い役”が続いていきます。

そうなんですよ。次の年の「通学電車」も、ドラマの「オトナ女子」も、この間の「オオカミ少女と黒王子」もそうで、基本的に片思いばかりっていう。その「通学電車」主演の千葉雄大さんとは共演回数が多くて、プライベートでも一番仲がいいんです。あの作品では恋敵役だったので、2人で笑いそうになっちゃってました(笑)。

──プライベートでも遊ばれてるんですね。先日「サマーソング」の舞台挨拶で浅香航大さんに「亮は地元の友達の話をしているときが一番楽しそう」と言われていたので、意外でした。

この仕事をしている人だと、千葉さんくらいにしか会わないです。基本、地元なんですよね。今も実家で暮らしているので、会うってなったら本当に地元の友達ばっかりで。

──「オオカミ少女と黒王子」では真面目で控えめな日下部憂を演じましたね。あの役はすごく自分に近いとおっしゃってましたが。

人とどう接していいのかわからないみたいな、周りとの付き合い方が似てると思います。でも彼は、好きなエリカのために自分の殻を破って、普段できないようなことをやっちゃうところが男前だなって。あの作品に出てくる男の子の中で日下部くんが一番カッコいいと思うんです。 自分が演じたから愛情があるっていうのもありますけど、あんなに素直ないい男は、日下部くんだけです。 それ以外の男はダメ。みんな金髪だし、チャラい!(笑)

──ですが日下部憂も、ヒロインの篠原エリカに片思いする役どころでしたね……。ご自身としては演じていてどうなんでしょう? 恋をかなえたい?

かなえたいです。

──ファンの方々の反応が楽しみですね。「おめでとう!」になるのか、「私たちのお亮が!」になるのか(笑)。

いや、これだけふられ役ばっかりだったら、おめでとうになるでしょ!(笑)

「アオハライド」

「オオカミ少女と黒王子」

「ぶっせん」での悔しい経験で火が付いた

吉沢亮

──公開順は「オオカミ少女と黒王子」より前になりますが、「さらば あぶない刑事」では舘ひろしさんや柴田恭兵さんといった大御所と共演されました。自分の中で意識が変わった部分はありましたか?

めちゃめちゃありました。特に柴田さんとの共演シーンが多かったんですが、今カメラがどう動いていて、照明がどの角度から来ているっていう細かいところがすべて見えていらして。1回、僕が内ポケットから物を出すシーンがあったんですが、誰よりも先に「カメラがこっちを向いているから、この角度から出したほうがいいよ」って教えてくれたり。

──9月には「サマーソング」が公開されました。単独初主演映画ですが、またしても恋のほうは……(笑)。

こっちがその気になってただけでした(笑)。

──映画としては初主演ということで、特別な意識はありました?

自分の芝居だけどうこうしていればいいのではなく、ほかの人はどんな芝居をしているんだろうって意識するようになりました。カット割りを見ても「ここを割ってこういうふうに撮るんだ」って頭の中で組み立ててみたり。

──もともとバイト感覚で始めた俳優という仕事への意識が、そこまで変わったきっかけはなんだったんでしょう?

気付いたらという感じなんですけど……強いていうなら「ぶっせん」です。赤坂ACTシアターっていうすごく大きい会場だったこともあって、なかなか席が埋まらない日も多かったんです。舞台って、お客さんの入りや反応も即わかるじゃないですか。芝居について思ったこともいっぱいあったけど、そういうところで悔しい思いをしたというか。それによって自分がちゃんとやらなきゃって火が付いたので、結果よかったんですけどね。いつかまたACTシアターで主演舞台をやれることがあったら、チケットが即完売するくらいになりたい。それどころじゃなく、どうしてもみんなチケットが手に入らなくて、再演します!となるくらいにがんばろうと思います。

──2017年に公開される、小栗旬さん主演の実写映画「銀魂」には沖田総悟役で出演されますね。撮影は終えているそうですが、プレッシャーはありましたか?

ありました! あれだけ豪華なキャストたちの中で、僕がやらせてもらう沖田は、原作でもめちゃめちゃ人気なキャラクターじゃないですか。もちろんすごくありがたいんですけど、最初は「……俺?」みたいな。そのうえアニメも大人気で、沖田と言えばあの声っていうイメージがみんなの頭の中にある状態だと思うんです。あれだけ原作を意識した作品は初めてですね。台本を読んだらそのシーンのマンガを読んで、次にアニメで同じシーンを観て確認する、という作業を細かくやりました。

「さらばあぶない刑事」

尊敬する俳優はレオナルド・ディカプリオ

吉沢亮

──これからやってみたい役や、ジャンルはありますか?

ジャンルっていうよりも、誰かが僕の出てる作品を観て、何年か経って思い出したときに、ちゃんと僕の印象が残ってるような役をやりたいです。僕のことを思い出して「あそこであんな芝居してたな」って思ってもらえるくらい、インパクトのある芝居をしていきたいなと思います。

──ドラマ、映画、舞台といった方向性で言うと、一番やりたいものは?

映画です!! もちろん本当は全部できたらうれしいですけど、今やっていて一番楽しいのが映画なんです。ドラマも楽しいんですが、より考える時間があって、1つのシーンにたっぷり時間をかけられるのは映画なので。舞台はまだ怖いイメージが強いので、とにかく今は映画でスキルを磨きたいです。

──これまでは、いわゆるイケメン的な役割が多かったですよね。

そうですね。“イケメン”というイメージを持ってもらえるのはすごくありがたいし、いいことだと思うんです。でもそれだけじゃなくて、僕は本当に暗い人間なので、そういうのが全面に出ている作品もやってみたいですね。この仕事をやる限り真ん中で芝居できなきゃしょうがないと思うんですけど、真ん中にしか立てない人はつまんないな、と。脇でも主役食っちゃうくらいの芝居ができたり、かと思ったらメジャー作品のど真ん中でキラキラした役をやっていたり……そんな役者になれたらいいな。

──目標としている役者さんはいますか?

うーん……レオナルド・ディカプリオはすごいなと思います。僕が最初に知ったのは「タイタニック」で。あんなに二枚目なのに、「ギルバート・グレイプ」とか「バスケットボール・ダイアリーズ」みたいな難しい役もやっていて。しかもそういう作品に出ているのが、今の僕よりもずっと歳下のときなので、天才なんだって思うんです。

──「レヴェナント:蘇えりし者」ではアカデミー賞主演男優賞も受賞しましたね。

あれもすごかったですね……。イケメンでああいう芝居ができるっていうのは本当に尊敬します。

吉沢亮(ヨシザワリョウ)

1994年2月1日生まれ、東京都出身。2011年に特撮ドラマ「仮面ライダーフォーゼ」の仮面ライダーメテオ / 朔田流星役で注目を浴びる。2013年に「ぶっせん」でドラマと舞台に初主演。主な出演映画に「男子高校生の日常」「カノジョは嘘を愛しすぎてる」「アオハライド」などがある。2016年には「さらば あぶない刑事」「オオカミ少女と黒王子」「KABUKI DROP」と出演作が立て続けに公開され、「サマーソング」で映画単独初主演を果たした。2016年12月17日、18日にはAmuse Presents「HANDSOME FESTIVAL 2016」へ出演する。また2017年公開の実写映画「銀魂」では沖田総悟役を務める。

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