CULTURE#01 菊地成孔特別インタビュー(1)

CULTURE#01 菊地成孔特別インタビュー(1)

多彩な活動で知られる菊地成孔氏。だが、アニメや漫画は彼にとってあまり馴染みのないものであり、『ガンダム』シリーズも「知っている」という程度だったという。

「ただ、僕が呼ばれたからにはジャズが必要なんだろうな、とは予想はしてました。ストーリーを聞くと原作の中でもジャズを聴いていると、じゃあやりましょうと」(菊地氏)

そう、今作における主人公の一人、地球連邦軍ガンダムのパイロット・イオは

「コクピット内にドラムスティックを持ち込みリズムを刻むほどのジャズ好き」という設定。

「僕から見たら、『ガンダム』はざっくり言うと宇宙で戦争をしている話。現実の戦争においても、戦意を高揚させるために軍人が音楽を聴く というのは大昔から当たり前の話なんですね。だから今回の作品で僕が創る音楽は、いわば戦場で兵士が聴いているiPodの中身を創ること、だったわけです」(菊地氏)

通常のアニメ音楽と違い、「登場人物たちが、その場で聴いている音楽」以外のBGMは最小限にすることで、観客は戦場にいる彼らの感覚を追体験することとなる。

かくして、新しい大人の『ガンダム』が生まれることとなった。

[菊地成孔特別インタビュー】(2)につづく

2016/6/24(金)公開予定

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